お茶の豆 知 識

ベストムックシリーズ-80 「緑茶健康法 」 KKベストセラーズ より


●お茶に含まれる成分

お茶の葉は、生のままだと75%が水分、残り25%に11の成分が含まれています。

それらを分析してみるとカテキン類、カフェイン、アミノ酸、アントキアン、青葉アル
コール、ビタミンC、ミネラル、炭水化物、酵素、蝋質、樹脂類となっています。


●がん予防のエースはカテキン

お茶の渋みをだすカテキンは体にとても良いものですが、中でもガン予防に
とてつもない効果をみせます。
ガンの引き金となるイニシエーションの抑制効果。そして突然変異した細胞が
ガン化する段階であるプロモーションに対しても抑制効果のあることが
明らかになっています。


●カテキンを取るには二煎めまで

体にいい飲み方にはコツがあります。別にむずかしいことではなく、カテキンなどの
成分を多く取ろうと思ったら、一煎目、二煎目までの味の濃いものを飲むように
しましょう。三煎目、四煎目になるとカテキンなどは激減してしまいますし、出がらしは
やはりおいしくありません。


●高級茶にはカフェインがいっぱい

なぜ高級茶に多く含まれるのかといえば、カフェインの生成には太陽の陽射しは
いらず、逆に覆いをして日光をさえぎった葉のほうがよいからです。
そのために第一葉を摘んだ新茶や覆いをして栽培をする玉露といったお茶に、
カフェインが多量に含まれています。


●緑茶はビタミンCの宝庫だ!

ビタミンCはカテキン同様に ガンや生活習慣病の予防にはかかせない大事な
成分のひとつです。
お茶にはこのビタミンCが多量に含まれており、しかも熱では壊れない。ただし、
ビタミンCの80%が第一煎目で出てしまうので、取るなら第一煎と覚えておき
ましょう。しかもお茶ならノンカロリーです。


●お茶のうま味を作るアミノ酸

お茶に含まれるアミノ酸は水溶性なので、お湯で煮出され、うま味の素となります。
アミノ酸の種類としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、テアニンなどが知られて
います。
なかでもテアニンは玉露のうま味をつくり、カフェインのように、覆いをかけ日光に
当てないと含有量が増えます。


●お茶の香りの素は青葉アルコール

お茶の命ともいえるのが香りです。これを左右するのが青葉アルコールと呼ばれ
るもの。
新茶独特の香りもこのアルコールによるものですが、揮発しやすいのが難点で、
特に夏場の高温時は保存方法に気をつけて下さい。
新茶の香りを長く保つためには、やはり冷蔵庫の中がベストでしょう。


●お茶をおいしく飲むための「水」

水道水に含まれているカルキはお茶にとっては大敵。そのままではせっかくの
お茶が台無し。
お茶を入れるには数分間沸騰させてから適温にします。
電子ポットやジャーなども数回沸騰させてから適温にします。
カルキ臭はくみおきしておくと、4〜5時間で消えるので、前の晩にくんでおくと
いいでしょう。


●「宵越しのお茶は飲むな」は正解

昔からよく言われていることですが、健康・味覚の双方からみてもこのことわざは
当たっています。
茶碗にいれたお茶は、酸化して色が悪くなりますし、味や香りも少し落ちます。
一度お湯を注いだお茶の葉は、酸化が進むと体に有害なものになりやすいので
気を付けましょう。


●なぜ茶葉をもむか知っていますか?

お茶の葉の表面は、葉を保護する物質や細胞を守るための細胞膜に包まれて
います。
しかし、私たちがお茶をおいしく飲むには、葉の中に含まれている成分を、お湯の
中に出るようにしなければなりません。そのために葉を蒸し、やわらかくしたうえで
葉をもみ、保護しているものを取り除きます。